加賀FEI製無線モジュール 新製品情報
Bluetooth 6対応 無線通信モジュールのラインアップを拡充

 

加賀FEIは、Bluetooth 6に対応するアンテナ内蔵Bluetooth Low Energyモジュール「EC4L15BA1」に加え、メモリ容量の異なる「EC4L10BA1」「EC4L05BA1」を新たに商品化しました。

「EC4Lシリーズ」の3つのモジュールは、いずれも128MHz動作のArm Cortex-M33プロセッサ、RISC-Vコプロセッサを内蔵し、強固なセキュリティ機能を備えたNordic Semiconductor社製チップを搭載しています。

メモリ容量のオプションを拡充することで、産業用IoT、メディカル製品、ヘルスケア製品、スポーツ/フィットネスセンサー、スマートホーム機器など、より幅広い製品に対応できるようになりました。さらに、コストに敏感な大量生産用途のIoTデバイスのニーズにもお応えします。

量産は2026年1月の開始予定です。

プレスリリース配信内容



 





 

EC4Lシリーズの主な特長

 

 

1.複数のメモリオプション

  EC4L15BA1 EC4L10BA1   EC4L05BA1  
Flash/NVM 1.5MB 1.0MB 0.5MB
RAM 256KB 192KB 96KB

2.高度なセキュリティ要求に対応

IoTセキュリティ規格の中でも最高レベルのPSAレベル3認証に対応したチップによって、高度なセキュリティが求められるIoT機器の開発が容易になります。

3.マルチプロトコル対応

Bluetooth Low Energyだけでなく、Thread規格、Matter規格をサポートします。さらに、独自の4Mbpsモードで通信することも可能です。

4.アンテナ設計、認証取得が不要

内蔵アンテナを搭載しているためアンテナ設計が不要です。日本電波法、FCC(米国)、ISED(カナダ)の電波法認証を取得予定です。さらに、正確な距離測定が可能なチャネルサウンディング機能が利用できる、Bluetooth 6規格のBluetooth SIG認証にも対応しております。

 

 

 

 

 

nRF54Lシリーズ向け

nRF Connect SDK 「Bare Metal option」


● nRF Connect SDK 「Bare Metal option」とは?

Nordic Semiconductor社が2025年8月に発表した、RTOS(リアルタイムOS)非依存のBluetooth LE開発向けソフトウェアオプションです。
従来のZephyr RTOSベースのSDKとは異なり、RTOSを必要とせず、nRF54Lシリーズ上でシンプルなアプリケーション向けに設計されています。

 

● 主な特徴

対象製品

nRF54Lシリーズ(超低消費電力SoC)

開発環境

nRF Connect SDKおよびnRF Connect for VS Codeに統合

開発スタイル

単一スレッドのベアメタルプログラミング

SoftDevice

S115をベースにしたBluetooth LEプロトコルスタックを採用

用途例

医療機器、ウェアラブル、ビーコン、トラッカーなどのシンプルなBLE通信

 

● nRF5 SDKとの互換性と移行性

  • APIやアーキテクチャがnRF5 SDKと類似しており、既存ユーザーがスムーズに移行可能
  • RTOSの知識が不要なため、初心者にも扱いやすい
  • 将来的にZephyr RTOSへのアップグレードも可能(同一SDK環境内で選択可能)

 

● 技術的利点

  • メモリフットプリント          RTOSよりも軽量
  • 消費電力                広告・接続時の電力プロファイルが最適化されている
  • DFU(Device Firmware Upgrade)   単一バンクによるファームウェア更新に対応

 

 

展示会出展情報


加賀FEIは、下記の展示会にて新製品のEC4Lシリーズを含む無線モジュール製品のサンプル展示を行う予定です。
出展に関する最新情報は、加賀FEI公式ホームページやニュースレターにて随時発信いたします。
皆様のご来場をお待ちしております。

 


 

EdgeTech+ 2025
  • 会期 :2025年11月19日(水)~21日(金)
        10:00~17:00 ※20日(木)のみ18時まで
  • 会場 :パシフィコ横浜 展示ホール/アネックスホール
  • 参加費:オンライン登録制 無料(会期3日間有効)
 

 

 

 

 

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